2021年6月29日(火)門別11R 第7回グランシャリオ門別スプリント【H2】
【レース予想】
◎アザワクは昨年の勝ち馬で1000mは舞台適性抜群。
昨年のレコード勝ちや前走JRA勢相手にハナを叩いたことからも分かる通りスピード性能は本物だ。
スタートさえ決まれば連覇の可能性は大、今年もハイラップを刻む逃げで後続に影をも踏ませぬ走りを期待したい。
〇グレイトダージーは成長著しい4歳馬。
昨年から短距離で強いレースを見せており、1000m適性も備えていそう。
逆転があるとすればこの馬か。
▲ニットウスバルと△スマートアヴァロンは共に末脚勝負の実力馬で展開を味方に付けることが出来れば怖い存在だ。
アザワクがハイペースで逃げるとなると、やはり中団から差してくる馬には注意したい。
【全頭診断】
1-1 スマートアヴァロン
JRA重賞で馬券に絡んだ経験もある実績馬が今年から門別に転入。
転入初戦となった前々走は中団追走から直線で一気に差し切り勝ちでJRA元オープン馬の力を見せつけた。
前走の北海道スプリントカップでは後方追走から追い込んで5着、流石にJRA勢が相手となると差し届かずといったとこではあったが、それでも上がり2位の脚を使えている。
テンに置かれるところがあるため1000mへの対応が鍵となるが、溜めれば確実に末脚を伸ばせるのは強みで、展開次第では好勝負になるだろう。
2-2 カレンエクスカリバ
園田から転入しての2戦は番手追走から早めに仕掛ける形で1着,2着。
2戦とも先行できているが、行き脚はあまり良くなく、押して出ていくタイプ。
重賞のスピードに対応できるかは鍵となりそうだ。
今回は格上挑戦となるが、好調さでどこまでやれるか。
3-3 ドウカンヤマ
門別転入後の3戦は厳しいレースとなったが、いずれも先行できており、また南関東在籍時には900m戦でも実績があるように、1000mへの距離短縮はプラスだろう。
調子を取り戻せれば好走できる能力はある。
4-4 カツゲキライデン
今年は5戦していずれも馬券に絡めていないが、前々走では強力な相手が揃った中僅差のレースができた。
流石に重賞で期待を掛けるのは酷かもしれないが、展開の助け次第では入着の可能性も。
5-5 アザワク
門別1000mでは4-0-0-0と抜群の成績を誇る道営の快足牝馬。
昨年の本レースでは逃げてレコードタイムを叩き出したようにスピードは一級品だ。
1200mの重賞でもまずまず成績を残しているが、やはりより短い距離が最適。
逸走や落馬など、やや安定感に欠ける部分もあるが、ベストの条件となる今回は本命級の評価が妥当だろう。
6-6 メイショウアイアン
昨年の北海道スプリントカップ覇者で本レースは2着。
実績面は申し分ないが、今季は2戦して6着、9着と結果が出ていない。
今年で11歳だけに能力が落ちている可能性も否定はできない状況だ。
1000mもベストの条件とは言えず、実績を信用しすぎるのは少々危険かもしれない。
7-7 リアルモンテ
今年はA3、A4クラスで0-0-1-4の成績。
前々走までは着外でも大きく崩れてはいなかったが、前走は3角で早々に沈んでの大敗だった。
先行力が魅力で1000mはプラスに働きそうだが、シーズン初めと比べると調子を落としているようにも見え、格上挑戦となる今回は強調できない。
7-8 グレイトダージー
昨年の夏から短距離路線へシフトして8戦6勝の成績。
前走は4着に敗れたものの、前の馬には厳しい流れを2番手で追走してのもの。
前の馬総崩れの中、0.2秒差で持ちこたえたのは負けて強しの結果と言える。
今回は重賞で相手強化になるが、ここでも通用するだけの実力は持っているだろう。
8-9 ツウカイウイング
このレースがJRAからの転入初戦。
一昨年の12月に2勝クラスを勝っていこう大敗続きで頭打ちといった印象だ。
相手が変わって心機一転といった可能性も考えられるが、JRAでのレースぶりは明らかにスピードについていけない形。
ここは様子見か。
8-10 ニットウスバル
門別では2-0-0-5と勝つか着外かの成績。
門別の砂が合っている印象で、北海道スプリントカップでは2年連続の2着と強い相手でもしっかりと走れている。
1000mへの対応は鍵となるが、今回はこれまでの相手と比べると戦いやすい印象で、重賞制覇のチャンス到来か。
短距離のレースらしく前へ行く馬も揃っているため、好位中団で激流をやり過ごす形になれば面白い存在だ。