2021年6月24日(木)門別12R 第46回栄冠賞【H2】
【レース予想】
今年も"日本で最も早い2歳重賞"の時期がやってきた。
後の活躍馬を多数輩出している出世レースに将来有望な素質馬14頭が集まった。
本命にはスーパーフレッシュチャレンジをレコード勝利の◎モーニングショーを推す。
2番手追走で流れに乗った上で早めに抜け出しての勝利は間違いなくこの馬の実力だろう。
その上で良馬場でのレコード勝利なのだから価値は高い。
そのスピードを発揮することが出来れば重賞制覇にも手が届きそうだ。
対抗は唯一の2勝馬〇ラブミードール。
前走はハイラップを刻んで押し切る着差以上に強い内容。
ここでも十分通用する能力を持っているはずだ。
デビュー戦をスピードの違いで快勝した素質馬▲シャルフジンも当然上位争いだ。
【全頭診断】
1-1 バウチェイサー
デビュー戦、前走とスタートの良さは高評価。
前走のウィナーズチャレンジは前半600m34.6秒とハイペースで流れたレースを勝ち馬を見る形で3番手追走するも直線入口で一杯になり5頭立て4着。
この結果を見ると、更に相手が強化される今回は強調しづらい。
現在の馬場状況を鑑みて内枠の利でどこまでやれるか。
2-1 コパノミッキー
デビュー戦の前走は逃げて後続を2.7秒離す圧勝。
勝ちっぷりは良いがスローペースで時計も平凡。
今回が試金石か。
3-3 デシジョン
前走のウィナーズチャレンジでは逃げた馬がハイペースで飛ばす中、離れた後方追走から直線追い込んでの2着。
最後の末脚は見所があったが極端な前傾ラップで展開に恵まれたのも事実。
着順通りに評価できない。
3-4 リコーヴィクター
デビュー戦の前走は好スタートから2番手を追走、3~4角で逃げ馬を捉えて抜け出すと、そのまま後続を寄せ付けず完勝。
時計もまずまずで、先行して早め先頭からの押し切りという理想的なレースができた点は一定の評価が必要だ。
4-5 ディーズエンバシラ
デビュー戦の前走は好スタートから控えて5番手の内を追走、直線では鞍上がゴーサインを出すと反応良く末脚を伸ばして差し切り勝ち。
時計面は特筆するものではないが、前走を見る限り控えても折り合いに問題が無さそうで、馬混みに入ってもしっかりと走れていた点は高評価だ。
現在は内が伸びやすい馬場で、この枠から上手く内に潜らせることができれば好勝負も。
4-6 エイシンヌプリ
デビュー2戦目となった前走は3番手外を追走して3角で早くも先頭、終始余裕の手応えで完勝。
この時負かした相手は次走も上位入線している馬が多く、レベルが低かった訳でもなさそうだ。
重馬場のため真正直に捉えることはできないが、1200mのレースで早い流れを先行して上りもまとめた点は優秀と言えるだろう。
距離経験があるのも強みだ。
5-7 モーニングショー
スーパーフレッシュチャレンジの前走は2番手追走から4角で抜け出し、残り150mくらいでステッキが入ると鋭く反応して後続を突き放した。
勝ち時計1.06.7はレコード勝利、それも良馬場での記録だから信頼して良いだろう。
前走は戦前の評価以上に素質の高さを伺わせる走りだったため非常に楽しみな1頭だ。
5-8 レディーアーサー
デビュー戦の前々走はスタート出遅れて最後方になるも3角で捲って2着、前走も5番手から3~4角で外を通って捲り気味に進出、直線入口で先頭に並びかけるとそのまま押し切っての勝利。
末脚は確かだが、幼い面もあり、重賞でどこまでやれるかは未知数だろう。
6-9 ウイスキータイム
デビュー戦の前走はスタート出負け気味も鞍上が促すと行き脚がついてハナを奪取、直線では楽に抜け出して8馬身差の圧勝。
インパクトのある勝ち方も時計面は強調するものが無く、評価が難しいところだ。
6-10 ラブミードール
ウィナーズチャレンジの前走はハイペースで逃げた馬をぴったりとマークしながら2番手で追走、早々に脚が上がった逃げ馬を交わして早め先頭、最後は後方から脚を伸ばしてきた2着馬を凌ぎ切っての勝利。
2,3着には離れた後方で待機していた追い込み馬、前々で追走した馬は早々に垂れた中で2番手から押し切った内容は着差以上の強さと見て良いだろう。
唯一の2勝馬、その実績は伊達ではない。
7-11 ダイナソー
デビュー2戦目の前走は縦長の隊列を3番手追走、直線では鋭い末脚を繰り出しての差し切り勝ち。
時計はまずまずで一定の力は持っているだろうか。
末脚の活きる展開になれば面白い。
7-12 シャルフジン
デビュー戦の前走は好スタートから楽に先手を取ると、4角で楽に後続を離し、最終的には9馬身差での逃げ切り勝ち。
デビュー前から評価の高かった素質馬だが、"スピードの違いで勝った"という表現がしっくりとくる、ポテンシャルを十分に感じさせるデビュー戦だった。
持っている能力を発揮できれば好勝負必至だ。
8-13 カクテルライト
ウィナーズチャレンジの前走はハイペースで逃げるも、3~4角で早々に脚が無くなりシンガリ負け。
流石にペースが早すぎたため、前走の大敗は度外視可能か。
適切なペースでどこまでやれるかだろう。
8-14 プライルード
デビュー戦の前走はまずまずのスタートから押して3番手を確保、4角では外を回して進出、最後は突き抜けての勝利。
先行抜け出しで最後まで脚色が衰えなかった点は評価したい。
大外枠の今回は馬場状況を考えると若干の割引が必要か。