2021年6月17日(木)門別12R 第49回北海優駿(ダービー)
【レース予想】
◎ラッキードリームの前走は決して得意とは言えない内回り1600mの北斗盃で快勝、負かした相手も重賞勝ち馬のソロユニットやリーチとハイレベルなメンバー。
2000mへの距離延長はプラスで、特段目立った新顔も見当たらない今回は不動の中心と考えるのが妥当だろう。
もし逆転候補がいるならば再戦となる〇オタクインパクトか。
こちらも明らかに距離延長がプラスに働くタイプ、その上積みの大きさによっては善戦以上の可能性も。
地力のある▲リーチ、血統面が魅力的な△クライマックスまでが上位候補と見た。
【全頭診断】
1-1 オタクインパクト
前走の北斗盃は向こう正面で内から捲ろうとするも前が詰まり、結局4角で外に出して追うチグハグなレース。
それでいながら最後はしっかりと脚を伸ばして4着に食い込むあたりは能力の高さが伺える。
好位中団あたりから長く使える脚が持ち味で距離は長いほど良いだろう。
ラッキードリームを見ながらのロングスパートで消耗戦の叩き合いに持ち込めれば面白い。
2-2 テイクアターン
前走の北斗盃は後方から追い込んで5着。
能力自体は水準以上のものを持っているが、気性面の難しい馬で、力を発揮できるかが鍵となる。
ハマった時の勝ちっぷりは中々のものだけに、一発の魅力はある。
3-3 ラッキードリーム
北斗盃は先行して早め抜け出しの完璧な競馬で快勝、元々内回りが不安視されていただけに、この勝利は高い評価が必要だ。
消耗戦となったJBC2歳優駿を強い内容で勝ったように豊富なスタミナが持ち味で、2000mへの舞台替わりはプラス。
距離延長により楽に追走ができ、自分のタイミングで仕掛けられるのも好材料だろう。
二冠達成の可能性は高い。
4-4 クラウォー
今年は1700mのレースに2度出走し1勝と3着1回。
実績的には劣るが、陣営からは2000mへの距離適性を伺わせるコメントが出ており、距離延長による上積み次第では上位進出も可能だろうか。
後方から末脚を伸ばすタイプだけに展開面の助けが欲しいところだ。
5-5 モリデンカイドウ
園田から門別へ再転入3戦目。
2歳時から比較的長めの距離を使われていただけに、前走前々走の1600mよりは力を発揮しやすい舞台か。
これまでの実績から、特別強調はしづらい。
6-6 クライマックス
JRAから転入4戦目で前走が初勝利。
下級条件ながら前走の勝ちっぷりがよく、そろそろ門別への慣れも見込めるだろう。
JRA時代に2000mの経験があるのは1つのアドバンテージだ。
半兄に交流重賞で活躍中のマスターフェンサーがいる血統で底力に期待したい。
7-7 リーチ
昨年のイノセントカップ、川崎の鎌倉記念と重賞2勝馬、世代トップクラスの実力を持っているのは間違いないが、今回は2000mへの対応が鍵となる。
本質的には1600m以下が良いかもしれないが、脚を溜められるタイプだけに同世代相手ならば好勝負になってもおかしくない。
地力の高さでどこまでやれるか。
8-8 コスモダラニ
前走前々走と2着馬を1秒離す圧勝で2連勝。
距離への対応は鍵となるが、ここ2戦で覚醒したと見れば一気に上位進出の可能性も。