2021年7月22日(木)門別11R 第42回王冠賞【H2】
【レース予想】
門別3歳三冠競走の最終戦となる本レース。
今年は北斗盃、北海優駿を制した◎ラッキードリームが三冠に挑む。
本馬はこれまで門別では6-0-0-1の成績、唯一負けたのは1200mの栄冠賞なのだから、門別中距離に関しては少なくとも同世代では敵無し。
接戦を勝ち切る勝負根性も備わっており、強気のレースが出来れば自ずと結果もついてくるだろう。
史上6頭目となる門別三冠達成の可能性は十分だ。
ラッキードリームと初対戦となる〇ギャラントマナーが対抗評価。
中央から転入後の2戦はいずれも大勝で格の違いを見せた。
先行勢が手薄になりそうな今回、マイペースの逃げがハマれば非常に怖い存在。
スケールの大きさを感じさせる馬だけに楽しみな1頭だ。
▲リーチが3番手評価。
北斗盃、北海優駿ではラッキードリームの2着と苦杯を嘗めさせられたが、本馬も重賞2勝を誇る世代トップクラスの実力馬だ。
距離不安が囁かれる中、2000mで好走した前走は高い評価が必要だろう。
1800mへの距離短縮となる今回は前走以上のパフォーマンスを発揮できるはずだ。
【全頭診断】
1-1 ペイシャスカイ
中央から転入初戦となった3走前を3着の後、前々走前走と連勝。
前々走は逃げて直線突き放す大勝、前走は出遅れて早め押し上げから直線で差す競馬で勝利と、戦い方に幅があるのは好印象だ。
特に前走は直線入口で1度突き放されてからゴール寸前で差し切った内容は評価が必要だろう。
ただ今回は一気の相手強化、どこまで力が通用するか様子を見たい。
2-2 ラッキードリーム
前々走北斗盃、前走北海優駿といずれも1番人気を背負って連勝した門別3歳世代のトップホース。
北斗盃は内回りを克服しての勝利、北海優駿は強豪リーチとの叩き合いを制しての勝利と、連勝の内容も評価に値する。
初顔合わせとなる馬もいるが、2歳時から門別で活躍を続ける二冠馬に敬意を表する意味でも本命評価が妥当だろう。
三冠達成を期待したい。
3-3 シンタロウ
近3走の内容は評価が必要だが、一気の距離延長に対応できるかが課題となる。
急成長している可能性もあるが、これまでの中距離での走りを見る限りは強調しづらい印象は拭えない。
4-4 クラウォー
北海優駿4着の後に1戦挟んで2着。
好位からまずまずの上がりを使って差してくるのが脚質で大崩れしない印象だ。
実績馬2頭のどちらかが崩れた際に突っ込んできそうなタイプで、2,3着であれば十分走破圏内と見た。
5-5 ギャラントマナー
中央から転入して2戦2勝、いずれも逃げて後続を突き放す完勝だった。
もしラッキードリームが負けるとしたら、初対戦となるこの馬がマイペースの逃げ切りだろうか。
雄大な馬格の外国産馬でスケールの大きさを感じられ、門別転入後2戦のレース内容からもまだまだ余裕がありそうだ。
各馬の意識が好位に構えるラッキードリームへと集中するようであれば展開も味方する可能性が高い。
相手候補筆頭と見た。
6-6 ルナエマーブル
名古屋から転入しての2戦は1200mのレースで9着、5着と振るわず。
この舞台では荷が重いか。
7-7 リーチ
門別、南関東で重賞2勝を誇るこの世代屈指の実績馬。
前走の北海優駿では距離不安を囁かれながらも2着と好走し、改めてその能力を示した。
今回は1800mへの舞台替わりで、200mの距離短縮は好材料。
北斗盃、北海優駿と2戦連続でラッキードリームの2着に敗れたが、最後の1冠でリベンジを期す。
8-8 テイクアターン
先行しての早仕掛けでどこまで勝負できるかが見どころだろう。
過度な期待はできないものの、展開次第では2,3着に食い込む可能性も。