優駿門別(ホッカイドウ競馬予想)

ホッカイドウ競馬を中心に地方競馬の予想を投稿します!

2021年7月22日(木)門別11R 第42回王冠賞【H2】

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【レース予想】

 門別3歳三冠競走の最終戦となる本レース。

今年は北斗盃北海優駿を制した◎ラッキードリームが三冠に挑む。

本馬はこれまで門別では6-0-0-1の成績、唯一負けたのは1200mの栄冠賞なのだから、門別中距離に関しては少なくとも同世代では敵無し。

接戦を勝ち切る勝負根性も備わっており、強気のレースが出来れば自ずと結果もついてくるだろう。

史上6頭目となる門別三冠達成の可能性は十分だ。

 

ラッキードリームと初対戦となる〇ギャラントマナーが対抗評価。

中央から転入後の2戦はいずれも大勝で格の違いを見せた。

先行勢が手薄になりそうな今回、マイペースの逃げがハマれば非常に怖い存在。

スケールの大きさを感じさせる馬だけに楽しみな1頭だ。

 

▲リーチが3番手評価。

北斗盃北海優駿ではラッキードリームの2着と苦杯を嘗めさせられたが、本馬も重賞2勝を誇る世代トップクラスの実力馬だ。

距離不安が囁かれる中、2000mで好走した前走は高い評価が必要だろう。

1800mへの距離短縮となる今回は前走以上のパフォーマンスを発揮できるはずだ。

 

【全頭診断】

1-1 ペイシャスカイ

中央から転入初戦となった3走前を3着の後、前々走前走と連勝。

前々走は逃げて直線突き放す大勝、前走は出遅れて早め押し上げから直線で差す競馬で勝利と、戦い方に幅があるのは好印象だ。

特に前走は直線入口で1度突き放されてからゴール寸前で差し切った内容は評価が必要だろう。

ただ今回は一気の相手強化、どこまで力が通用するか様子を見たい。

 

2-2 ラッキードリーム

前々走北斗盃、前走北海優駿といずれも1番人気を背負って連勝した門別3歳世代のトップホース。

北斗盃は内回りを克服しての勝利、北海優駿は強豪リーチとの叩き合いを制しての勝利と、連勝の内容も評価に値する。

初顔合わせとなる馬もいるが、2歳時から門別で活躍を続ける二冠馬に敬意を表する意味でも本命評価が妥当だろう。

三冠達成を期待したい。

 

3-3 シンタロウ

北斗盃6着の後は短距離路線を進み、古馬の強い相手に善戦。

近3走の内容は評価が必要だが、一気の距離延長に対応できるかが課題となる。

急成長している可能性もあるが、これまでの中距離での走りを見る限りは強調しづらい印象は拭えない。

 

4-4 クラウォー

北海優駿4着の後に1戦挟んで2着。

好位からまずまずの上がりを使って差してくるのが脚質で大崩れしない印象だ。

実績馬2頭のどちらかが崩れた際に突っ込んできそうなタイプで、2,3着であれば十分走破圏内と見た。

 

5-5 ギャラントマナー

中央から転入して2戦2勝、いずれも逃げて後続を突き放す完勝だった。

もしラッキードリームが負けるとしたら、初対戦となるこの馬がマイペースの逃げ切りだろうか。

雄大な馬格の外国産馬でスケールの大きさを感じられ、門別転入後2戦のレース内容からもまだまだ余裕がありそうだ。

各馬の意識が好位に構えるラッキードリームへと集中するようであれば展開も味方する可能性が高い。

相手候補筆頭と見た。

 

6-6 ルナエマーブル

名古屋から転入しての2戦は1200mのレースで9着、5着と振るわず。

この舞台では荷が重いか。

 

7-7 リーチ

門別、南関東で重賞2勝を誇るこの世代屈指の実績馬。

前走の北海優駿では距離不安を囁かれながらも2着と好走し、改めてその能力を示した。

今回は1800mへの舞台替わりで、200mの距離短縮は好材料

北斗盃北海優駿と2戦連続でラッキードリームの2着に敗れたが、最後の1冠でリベンジを期す。

 

8-8 テイクアターン

北斗盃5着、北海優駿6着と3歳重賞でまずまずの走り。

先行しての早仕掛けでどこまで勝負できるかが見どころだろう。

過度な期待はできないものの、展開次第では2,3着に食い込む可能性も。

2021年7月15日(木)門別12R 第20回ノースクイーンカップ【H2】

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【レース予想】

道営所属の牝馬にとっては夏の大一番となる本レース。

地元馬12頭に加えて川崎と船橋から1頭ずつの計14頭で"北の女王"の座を競う。

現在の門別競馬場はペースが流れれば追い込みも決まりやすい印象だが、本レースの逃げ馬候補はマリーンワンとネーロルチェンテ、バブルガムダンサーの3頭で、いずれもハナに拘るタイプではないだけに、そこまで激しい展開にはならないと見ている。

そうなれば、やはりポジションを確保できる馬を上位に取りたい。 

 

◎クオリティスタートは前走のヒダカソウカップで負けて強しの2着。

今年もここに向けて調子を上げてきており、状態面に不安は無い。

外回り1800mへの距離延長はプラスに働くはずで、好位から進めるレーススタイルも強力な武器となる。

道営牝馬の頂点に君臨する馬として、ここは何としても"勝ち"に拘りたいところ。

連覇への期待は十分だ。

〇ネーロルチェンテは前走1番人気6着と人気を裏切ったが、展開が厳しかったと見て再度期待したい。

1800mへの距離延長はプラスで巻き返しを期す。

▲バブルガムダンサーは今季ここまで結果を残せていないが、今回は1800mへの距離延長となり、自分のペースで先行できそうだ。

2歳時には栄冠賞を制している実績馬で能力面の不安は無く、復活に期待したい。

重賞クラスの牡馬相手に差のない競馬を見せている△サイファリス、前走重賞初制覇で勢いに乗る△ルナクレア、前々での粘り強さが光る△マリーンワンまでを上位評価とした。

 

【全頭診断】

1-1 コーラルツッキー

2歳時には門別で交流受賞エーデルワイス賞を含む重賞2勝を挙げた実績馬。

近走は振るわないものの、昨秋のロジータ記念3着は立派な成績だ。

故郷への凱旋で立て直しさえできれば、能力面は十分通用する。

 

2-2 クオリティスタート

前走のヒダカソウカップではあと一歩のところで三連覇を逃したものの、直線で力強く抜け出す内容は負けて強しのもので、"北の女王"としての存在感を十分に示した。

今年で7歳を迎えながらもまだまだ衰え知らず、夏の大一番で連覇を狙う。

 

3-3 ニジイロ

前走のヒダカソウカップでは後方から進めて7着。

ペースが流れて後ろの馬に展開利があったことを考えると、ここでは力不足か。

 

3-4 ニシノライリー

前走のヒダカソウカップでは後方から追い込んで4着。

結果だけ見れば上出来だが、ペースが流れたことによる展開利があったのも確かで、今回のレースが試金石となる。

 

4-5 ルナクレア

前走ヒダカソウカップは好位からの差し切り勝ちで重賞初制覇。

展開利はあったものの勝ち切った点は高評価が必要だ。

2走前までは1200mを主戦場としていた馬で、1800mへの対応が鍵となるが、今の勢いは侮れない。

 

4-6 バブルガムダンサー

昨秋に門別で見せた走りに比べると今季は調子を落としているように見えるが、実力的には通用してもおかしくない。

スムーズに先行しやすくなることを考えれば1800mへの距離延長もプラスに働きそうだ。

巻き返しに期待したい。

 

5-7 サイファリス

昨秋から牡馬の重賞級を相手に好勝負を演じてきており、このメンバーの中では戦ってきた相手が違う印象。

牝馬同士となるここならば主役級と見て良いだろう。

 

5-8 アブソルートクイン

各地の重賞を渡り歩いてきた、船橋からの遠征馬。

今年に入っての交流重賞2戦は仕方ないものの、前走の内容にはやや不満が残る。

昨年は南関東でまずまずの成績を残しており力はあるようだが、アテにはしづらい印象だ。

 

6-9 フェザースピリット

高知から転入して今回が3戦目。

近走の内容を見るに、重賞では荷が重いだろう。

 

6-10 マリーンワン

前走ヒダカソウカップではハイペースを逃げて0.7秒差の8着。

厳しい流れだった割にはよく粘った印象だ。

格上挑戦ではあるが、前走の内容を考えれば展開次第でチャンスがあっても良いだろう。

 

7-11 ネーロルチェンテ

前走のヒダカソウカップでは1番人気で6着と人気を裏切る形となったが、早めに仕掛けた本馬にとっては厳しい展開。

今回は外回り1800mへ舞台替わりとなり流れは落ち着く可能性が高く、これまでの戦績的にも中距離の方がレースしやすいだろう。

巻き返しの芽は十分だ。

 

7-12 ハイタッチガール

 良く言えば着拾いが上手く、悪く言えば決め手に欠けるといった印象。

前走は展開利があったものの、重賞でも相手なりに走れている。

展開次第では入着もありそうだ。

 

7-13 ストラール

前走はヒダカソウカップで13番人気3着と穴をあけて見せた。

今回も上がりの掛かる展開となれば再びの好走も考えられる。 

 

7-14 チビノヴァルタン

 

昨年は強い牡馬相手に好走しており、その時の力が戻っていれば通用してもおかしくない。

ただ今年の成績は振るわないだけに過度な期待はできない。

2021年7月13日(火)門別12R 第18回星雲賞【H3】

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【レース予想】

門別1600mでは3戦3勝と圧倒的な成績を誇る◎クインズプルートが頭1つ抜けていると見て、素直に本命評価としたい。

今季は休み明け初戦こそ4着に敗れたが、その後2連勝と絶好調。

前走は距離延長の1800mでも2着を0.8秒差離す圧勝だった。

ここを目標に調整されたローテーションで連覇を狙う。

〇スティールペガサスは長期休養を明けて2勝2着1回と好調。

久々の重賞挑戦となるが、2,3歳時には重賞でも好勝負を演じていた素質馬だけに、能力面は上位のはずだ。

このレースを飛躍に向けた序章としたい。

▲スマイルミュは前走が案外で立て直しの1戦。

前回のように激流に巻き込まれることがなければ通用しても良いはずだ。

斤量51kgを活かした走りに期待したい。

△クラキングスは昨年の2着馬、前が速くなった時の末脚一閃に要注意。

 

【全頭診断】

1-1 ヴォーガ

今年から門別に転入して今回が4戦目。

過去3戦は9,5,7着といずれも良いところなく完敗。

もう2年近く馬券に絡めておらず、相手が強くなる重賞では厳しいか。

 

2-2 クラヴィスオレア

中央から転入して今回が3戦目。

前走は1200mのレースで逃げて3着、最後は離されてしまったが粘り強さの光る好内容だった。

再戦となるスティールペガサスには斤量1kg貰って完敗だっただけに、頭まではどうかだが、展開次第では前で踏ん張る可能性も。

中央時代は芝のレースだがマイル前後の距離を走っていたので距離は問題なさそうだ。

 

3-3 サニークラウド

前走は1700mで番手言追走から2着。

近走は前々でレースが出来ており、内回りがハマる可能性も考えられるが、今回は格上挑戦。

過度の期待はできないだろう。

 

4-4 クラキングス

重賞でも度々の好走を見せている実績馬で昨年の本レースは2着。

能力的には十分通用するだろうが、内回りへの対応が鍵となる。

末脚勝負のタイプだけに展開がハマった時の一発には注意が必要だ。

 

5-5 スティールペガサス

3走前に長期休養明けから復帰し、1,1,2着と好調をキープ。

2,3歳時には重賞であと1歩という経験もある素質馬で、能力上位は間違いない。

1200mのレースが多いが、内回り1600mであれば守備範囲内、持ち前のスピードを遺憾なく発揮できるだろう。

今後の重賞戦線を占う意味でも期待の1頭だ。

 

6-6 スマイルミュ

同舞台で行われた前走のヒダカソウカップでは2番手追走から早めに先頭へ出るも直線で失速して12着と大敗したが、前々へ出していった馬が揃って崩れてたあたり、非常に厳しい展開だったと言える。

内回り1600mは悪くなさそうで、斤量51kgも魅力的。

仕切り直しの1戦でもう1度見てみたい。

 

7-7 スマートアヴァロン

前走のグランシャリオ門別スプリントではいつも通り後方から追い込むも4着。

今回はコーナー4つの1600mへ距離延長となり、内回りでの仕掛けどころが鍵となる。

あまり器用なタイプではないだけに、どうしても展開の助けが必要になりそうだ。

 

8-8 クインズプルート

昨年の本レース覇者。

門別1600mは3戦3勝と抜群の舞台適性を誇る。

今回もこの馬を脅かすような相手は見当たらず、不動の中心と見た。

連覇へ向けて視界良好だ。

2021年6月30日(水)大井11R 第44回帝王賞【JpnⅠ】

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【レース予想】

今年の上半期ダート王決定戦は中央地方双方から有力馬が集結し混戦模様。

非常にハイレベルな戦いが期待できそうだ。

◎チュウワウィザードは前走のドバイワールドカップで2着と好走し、その実力を世界に見せつけた。

昨年のチャンピオンズカップではクリソベリル、ゴールドドリーム、インティといった日本のトップクラスを抑えての優勝と、ここ数戦で確実に力を付けている。

今の状態であれば、当舞台で3度の先着を許しているオメガパフュームに逆転も可能と見た。

〇ミューチャリーは前走大井記念が圧巻の内容。

地元馬同士ながら、勝ち時計2:04.3は例年の帝王賞でも勝負になる時計だ。

▲オメガパフュームは言わずと知れた"大井の鬼"。

当然ここも上位争いの一角だ。

連下には怒涛の快進撃を続けるカジノフォンテン、充実期を迎えたオーヴェルニュ、紅一点牝馬トップホースのマルシュロレーヌを抑えたい。

 

【有力馬診断】

1-1 ヒカリオーソ

3歳時には東京ダービーを制した素質馬だが度重なる故障で近走は精彩を欠く内容。

南関東の世代頂点に立ったプライドを懸けて、この大舞台で復活を期す。

 

3-3 ミューチャリー

今回と同条件で行われた前走大井記念では後方から一捲りで2着馬に1.2秒差をつける圧巻の内容。

地元馬同士のレースとはいえ勝ち時計2:04.3は非常に優秀で、昨年のクリソベリルが2:05.3、一昨年のオメガパフュームが2:04.4、3年前のゴールドドリームが2:04.2と、過去3年の帝王賞でも勝負になる時計だ。

追い切りでも絶好の動きを見せており状態面は上々。

2歳時から南関東のトップに君臨する総大将として、同期カジノフォンテンには負けられない。

悲願のG1制覇に向けて大きなチャンスがやって来た。

 

4-4 テーオーケインズ

前走のアンタレスステークスで重賞初制覇、昨年の東京大賞典では0.2秒差の6着と地方適性も問題なさそうだ。

今回は一気の相手強化になるだけに、力関係だけが気になるところ。

 

4-5 カジノフォンテン

今年に入って負け無しの3連勝、うち2勝が川崎記念かしわ記念なのだから、この勢いは本物だ。

ただし今回はその実績から厳しいマークが予想され、決して楽なペースにはならないだろう。

JRAの超一流馬が早めに仕掛けてきたときの対応は未知数で、人気必至な今回は妙味が薄いようにも思える。

昨年の東京大賞典で2着と克服しているとはいえ、得意の左回りから右回りへ変わるのも好材料とは言えない。

実力は認めるが、今回は抑えまでとしたい。

 

5-6 ダノンファラオ

前走のダイオライト記念では想像以上に強い内容での完勝。

大井2000mはJDDを勝った舞台だが、その後はJBCクラシック5着、東京大賞典12着とイマイチの結果。

前々走川崎記念も逃げたカジノフォンテンを2番手で追走しながら先に苦しくないようでやや不満が残る。

揉まれると弱い馬だけに外枠が欲しかったところだが真ん中の枠、鞍上川田騎手の腕が問われそうだ。

 

5-7 チュウワウィザード

前走のドバイワールドカップでは世界の強豪を相手に2着と大健闘。

昨年のチャンピオンズカップでは日本のトップクラスが揃った中での勝利と、ここ数戦で確実に強くなっている印象を受ける。

左回りの方が得意と思われがちだが、本格化して以降、右回りで先着を許したのはクリソベリルとオメガパフュームの2頭のみ。

寧ろ"大井の鬼"と言える2頭と差のないレースをしているあたり、今の充実度を持ってすれば逆転可能と見ている。

 

6-8 オメガパフューム

"大井の鬼"が再びの帝王返り咲きを狙う。

大井2000mでは4-3-0-0とパーフェクト連対、一昨年の帝王賞東京大賞典3連覇と舞台実績は頭1つ以上抜けた存在。

この条件で先着を許したのはルヴァンスレーヴとクリソベリルのみなのだから、今回も当然高い評価が必要だ。

ただ昨年の東京大賞典では勝ち切ったもののタイム差なし、前走の川崎記念は苦手の左回りで2着だったとはいえやや物足りない印象を受ける内容。

今年で6歳を迎えるだけに、ピークを過ぎている可能性も考えなければならない。

 

7-10 オーヴェルニュ

前走の平安ステークスでは2着馬を1.0秒突き放す完勝で重賞2勝目。

充実度で言えばこの馬も全く引けを取らない。

フェブラリーステークスでは輸送で馬体を減らしての大敗だっただけに、今回も東京への輸送が鍵となりそうだ。

 

7-11 ノンコノユメ

5年前のフェブラリーステークスを制した古豪が3つ目のG1タイトルを狙う。

以前は2000mはやや距離が長い印象だったが、年を重ねるにつれて適性が長い方へシフト、今ならば2000mくらいが寧ろちょうど良いだろう。

一昨年は本レース3着で東京大賞典2着と舞台実績もあるだけに侮れない。

 

8-12 マルシュロレーヌ

ダートの牝馬限定重賞3勝と牝馬ダート界のトップホース。

今回のメンバーならばスローペースにはならなそうで、展開が向く可能性は高そう。

自慢の強烈な末脚は牡馬一線級相手でも通用するはずだ。

 

8-13 クリンチャー

昨年のダート転向以来、10戦して4着以下は2回のみと堅実な走りを見せる。

パワー溢れる走りが持ち味で地方の砂は合いそうな印象だが、一線級との対戦経験は少なく、力関係が鍵となりそうだ。

2021年6月29日(火)門別11R 第7回グランシャリオ門別スプリント【H2】

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【レース予想】

◎アザワクは昨年の勝ち馬で1000mは舞台適性抜群。

昨年のレコード勝ちや前走JRA勢相手にハナを叩いたことからも分かる通りスピード性能は本物だ。

スタートさえ決まれば連覇の可能性は大、今年もハイラップを刻む逃げで後続に影をも踏ませぬ走りを期待したい。

〇グレイトダージーは成長著しい4歳馬。

昨年から短距離で強いレースを見せており、1000m適性も備えていそう。

逆転があるとすればこの馬か。 

▲ニットウスバルと△スマートアヴァロンは共に末脚勝負の実力馬で展開を味方に付けることが出来れば怖い存在だ。

アザワクがハイペースで逃げるとなると、やはり中団から差してくる馬には注意したい。

 

【全頭診断】

1-1 スマートアヴァロン

JRA重賞で馬券に絡んだ経験もある実績馬が今年から門別に転入。

転入初戦となった前々走は中団追走から直線で一気に差し切り勝ちでJRA元オープン馬の力を見せつけた。

前走の北海道スプリントカップでは後方追走から追い込んで5着、流石にJRA勢が相手となると差し届かずといったとこではあったが、それでも上がり2位の脚を使えている。

テンに置かれるところがあるため1000mへの対応が鍵となるが、溜めれば確実に末脚を伸ばせるのは強みで、展開次第では好勝負になるだろう。

 

2-2 カレンエクスカリバ

園田から転入しての2戦は番手追走から早めに仕掛ける形で1着,2着。

2戦とも先行できているが、行き脚はあまり良くなく、押して出ていくタイプ。

重賞のスピードに対応できるかは鍵となりそうだ。

今回は格上挑戦となるが、好調さでどこまでやれるか。

 

3-3 ドウカンヤマ

門別転入後の3戦は厳しいレースとなったが、いずれも先行できており、また南関東在籍時には900m戦でも実績があるように、1000mへの距離短縮はプラスだろう。

調子を取り戻せれば好走できる能力はある。

 

4-4 カツゲキライデン

今年は5戦していずれも馬券に絡めていないが、前々走では強力な相手が揃った中僅差のレースができた。

流石に重賞で期待を掛けるのは酷かもしれないが、展開の助け次第では入着の可能性も。

 

5-5 アザワク

門別1000mでは4-0-0-0と抜群の成績を誇る道営の快足牝馬

昨年の本レースでは逃げてレコードタイムを叩き出したようにスピードは一級品だ。

1200mの重賞でもまずまず成績を残しているが、やはりより短い距離が最適。

逸走や落馬など、やや安定感に欠ける部分もあるが、ベストの条件となる今回は本命級の評価が妥当だろう。

 

6-6 メイショウアイアン

昨年の北海道スプリントカップ覇者で本レースは2着。

実績面は申し分ないが、今季は2戦して6着、9着と結果が出ていない。

今年で11歳だけに能力が落ちている可能性も否定はできない状況だ。

1000mもベストの条件とは言えず、実績を信用しすぎるのは少々危険かもしれない。

 

7-7 リアルモンテ

今年はA3、A4クラスで0-0-1-4の成績。

前々走までは着外でも大きく崩れてはいなかったが、前走は3角で早々に沈んでの大敗だった。

先行力が魅力で1000mはプラスに働きそうだが、シーズン初めと比べると調子を落としているようにも見え、格上挑戦となる今回は強調できない。

 

7-8 グレイトダージー

昨年の夏から短距離路線へシフトして8戦6勝の成績。

前走は4着に敗れたものの、前の馬には厳しい流れを2番手で追走してのもの。

前の馬総崩れの中、0.2秒差で持ちこたえたのは負けて強しの結果と言える。

今回は重賞で相手強化になるが、ここでも通用するだけの実力は持っているだろう。

 

8-9 ツウカイウイング

このレースがJRAからの転入初戦。

一昨年の12月に2勝クラスを勝っていこう大敗続きで頭打ちといった印象だ。

相手が変わって心機一転といった可能性も考えられるが、JRAでのレースぶりは明らかにスピードについていけない形。

ここは様子見か。

 

8-10 ニットウスバル

門別では2-0-0-5と勝つか着外かの成績。

門別の砂が合っている印象で、北海道スプリントカップでは2年連続の2着と強い相手でもしっかりと走れている。

1000mへの対応は鍵となるが、今回はこれまでの相手と比べると戦いやすい印象で、重賞制覇のチャンス到来か。

短距離のレースらしく前へ行く馬も揃っているため、好位中団で激流をやり過ごす形になれば面白い存在だ。

2021年6月24日(木)門別12R 第46回栄冠賞【H2】

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【レース予想】

今年も"日本で最も早い2歳重賞"の時期がやってきた。

後の活躍馬を多数輩出している出世レースに将来有望な素質馬14頭が集まった。

本命にはスーパーフレッシュチャレンジをレコード勝利の◎モーニングショーを推す。

2番手追走で流れに乗った上で早めに抜け出しての勝利は間違いなくこの馬の実力だろう。

その上で良馬場でのレコード勝利なのだから価値は高い。

そのスピードを発揮することが出来れば重賞制覇にも手が届きそうだ。

対抗は唯一の2勝馬〇ラブミードール。

前走はハイラップを刻んで押し切る着差以上に強い内容。

ここでも十分通用する能力を持っているはずだ。

デビュー戦をスピードの違いで快勝した素質馬▲シャルフジンも当然上位争いだ。

 

【全頭診断】

1-1 バウチェイサー

デビュー戦、前走とスタートの良さは高評価。

前走のウィナーズチャレンジは前半600m34.6秒とハイペースで流れたレースを勝ち馬を見る形で3番手追走するも直線入口で一杯になり5頭立て4着。

この結果を見ると、更に相手が強化される今回は強調しづらい。

現在の馬場状況を鑑みて内枠の利でどこまでやれるか。

 

2-1 コパノミッキー

デビュー戦の前走は逃げて後続を2.7秒離す圧勝。

勝ちっぷりは良いがスローペースで時計も平凡。

今回が試金石か。

 

3-3 デシジョン

前走のウィナーズチャレンジでは逃げた馬がハイペースで飛ばす中、離れた後方追走から直線追い込んでの2着。

最後の末脚は見所があったが極端な前傾ラップで展開に恵まれたのも事実。

着順通りに評価できない。

 

3-4 リコーヴィクター

デビュー戦の前走は好スタートから2番手を追走、3~4角で逃げ馬を捉えて抜け出すと、そのまま後続を寄せ付けず完勝。

時計もまずまずで、先行して早め先頭からの押し切りという理想的なレースができた点は一定の評価が必要だ。

 

4-5 ディーズエンバシラ

デビュー戦の前走は好スタートから控えて5番手の内を追走、直線では鞍上がゴーサインを出すと反応良く末脚を伸ばして差し切り勝ち。

時計面は特筆するものではないが、前走を見る限り控えても折り合いに問題が無さそうで、馬混みに入ってもしっかりと走れていた点は高評価だ。

現在は内が伸びやすい馬場で、この枠から上手く内に潜らせることができれば好勝負も。

 

4-6 エイシンヌプリ

デビュー2戦目となった前走は3番手外を追走して3角で早くも先頭、終始余裕の手応えで完勝。

この時負かした相手は次走も上位入線している馬が多く、レベルが低かった訳でもなさそうだ。

重馬場のため真正直に捉えることはできないが、1200mのレースで早い流れを先行して上りもまとめた点は優秀と言えるだろう。

距離経験があるのも強みだ。

 

5-7 モーニングショー

スーパーフレッシュチャレンジの前走は2番手追走から4角で抜け出し、残り150mくらいでステッキが入ると鋭く反応して後続を突き放した。

勝ち時計1.06.7はレコード勝利、それも良馬場での記録だから信頼して良いだろう。

前走は戦前の評価以上に素質の高さを伺わせる走りだったため非常に楽しみな1頭だ。

 

5-8 レディーアーサー

デビュー戦の前々走はスタート出遅れて最後方になるも3角で捲って2着、前走も5番手から3~4角で外を通って捲り気味に進出、直線入口で先頭に並びかけるとそのまま押し切っての勝利。

末脚は確かだが、幼い面もあり、重賞でどこまでやれるかは未知数だろう。

 

6-9 ウイスキータイム

デビュー戦の前走はスタート出負け気味も鞍上が促すと行き脚がついてハナを奪取、直線では楽に抜け出して8馬身差の圧勝。

インパクトのある勝ち方も時計面は強調するものが無く、評価が難しいところだ。

 

6-10 ラブミードール

ウィナーズチャレンジの前走はハイペースで逃げた馬をぴったりとマークしながら2番手で追走、早々に脚が上がった逃げ馬を交わして早め先頭、最後は後方から脚を伸ばしてきた2着馬を凌ぎ切っての勝利。

2,3着には離れた後方で待機していた追い込み馬、前々で追走した馬は早々に垂れた中で2番手から押し切った内容は着差以上の強さと見て良いだろう。

唯一の2勝馬、その実績は伊達ではない。

 

7-11 ダイナソー

デビュー2戦目の前走は縦長の隊列を3番手追走、直線では鋭い末脚を繰り出しての差し切り勝ち。

時計はまずまずで一定の力は持っているだろうか。

末脚の活きる展開になれば面白い。

 

7-12 シャルフジン

デビュー戦の前走は好スタートから楽に先手を取ると、4角で楽に後続を離し、最終的には9馬身差での逃げ切り勝ち。

デビュー前から評価の高かった素質馬だが、"スピードの違いで勝った"という表現がしっくりとくる、ポテンシャルを十分に感じさせるデビュー戦だった。

持っている能力を発揮できれば好勝負必至だ。

 

8-13 カクテルライト

ウィナーズチャレンジの前走はハイペースで逃げるも、3~4角で早々に脚が無くなりシンガリ負け。

流石にペースが早すぎたため、前走の大敗は度外視可能か。

適切なペースでどこまでやれるかだろう。

 

8-14 プライルード

デビュー戦の前走はまずまずのスタートから押して3番手を確保、4角では外を回して進出、最後は突き抜けての勝利。

先行抜け出しで最後まで脚色が衰えなかった点は評価したい。

大外枠の今回は馬場状況を考えると若干の割引が必要か。

2021年6月17日(木)門別12R 第49回北海優駿(ダービー)

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【レース予想】

◎ラッキードリームの前走は決して得意とは言えない内回り1600mの北斗盃で快勝、負かした相手も重賞勝ち馬のソロユニットやリーチとハイレベルなメンバー。

2000mへの距離延長はプラスで、特段目立った新顔も見当たらない今回は不動の中心と考えるのが妥当だろう。

もし逆転候補がいるならば再戦となる〇オタクインパクトか。

こちらも明らかに距離延長がプラスに働くタイプ、その上積みの大きさによっては善戦以上の可能性も。

地力のある▲リーチ、血統面が魅力的な△クライマックスまでが上位候補と見た。

 

【全頭診断】

1-1 オタクインパク

前走の北斗盃は向こう正面で内から捲ろうとするも前が詰まり、結局4角で外に出して追うチグハグなレース。

それでいながら最後はしっかりと脚を伸ばして4着に食い込むあたりは能力の高さが伺える。

好位中団あたりから長く使える脚が持ち味で距離は長いほど良いだろう。

ラッキードリームを見ながらのロングスパートで消耗戦の叩き合いに持ち込めれば面白い。

 

2-2 テイクアターン

前走の北斗盃は後方から追い込んで5着。

能力自体は水準以上のものを持っているが、気性面の難しい馬で、力を発揮できるかが鍵となる。

ハマった時の勝ちっぷりは中々のものだけに、一発の魅力はある。

 

3-3 ラッキードリーム

昨年は交流重賞JBC2歳優駿を制した、3歳世代の大将格。

北斗盃は先行して早め抜け出しの完璧な競馬で快勝、元々内回りが不安視されていただけに、この勝利は高い評価が必要だ。

消耗戦となったJBC2歳優駿を強い内容で勝ったように豊富なスタミナが持ち味で、2000mへの舞台替わりはプラス。

距離延長により楽に追走ができ、自分のタイミングで仕掛けられるのも好材料だろう。

二冠達成の可能性は高い。

 

4-4 クラウォー

今年は1700mのレースに2度出走し1勝と3着1回。

実績的には劣るが、陣営からは2000mへの距離適性を伺わせるコメントが出ており、距離延長による上積み次第では上位進出も可能だろうか。

後方から末脚を伸ばすタイプだけに展開面の助けが欲しいところだ。

 

5-5 モリデンカイドウ

園田から門別へ再転入3戦目。

2歳時から比較的長めの距離を使われていただけに、前走前々走の1600mよりは力を発揮しやすい舞台か。

これまでの実績から、特別強調はしづらい。

 

6-6 クライマックス

JRAから転入4戦目で前走が初勝利。

下級条件ながら前走の勝ちっぷりがよく、そろそろ門別への慣れも見込めるだろう。

JRA時代に2000mの経験があるのは1つのアドバンテージだ。

半兄に交流重賞で活躍中のマスターフェンサーがいる血統で底力に期待したい。

 

7-7 リーチ

昨年のイノセントカップ、川崎の鎌倉記念と重賞2勝馬、世代トップクラスの実力を持っているのは間違いないが、今回は2000mへの対応が鍵となる。

本質的には1600m以下が良いかもしれないが、脚を溜められるタイプだけに同世代相手ならば好勝負になってもおかしくない。

地力の高さでどこまでやれるか。

 

8-8 コスモダラニ

前走前々走と2着馬を1秒離す圧勝で2連勝。

距離への対応は鍵となるが、ここ2戦で覚醒したと見れば一気に上位進出の可能性も。